天国の樹 第4話 「卒業式の夜」

今日でハナ、マヤ、ミカ、それからユンソオッパは高校卒業らしいです。
前回から引き続き「好きだ」「嫌いよ」「嘘だろ!」「離して!」という問答を続けているハナとオッパ。
女子トイレにまで追いかけていったオッパがつい折れて、
「わかった。俺を愛さなくてもいいから、側にいてくれ」と懇願します。それでようやく安心するハナ。
でも「私のもっとも美しい少女時代はこうして過ぎていきました」
「兄への気持ちも終わりにするつもりだったのです」という過去形のナレーションが気になりました。


卒業式の前、みんなで遠出して野原で雪合戦したり、キャンプファイアーみたいなことをするクラスメイト達。
舞台は日本という設定ですが、このイベントがなんとも韓国的。ちなみにOBのリュウ先輩も参加してます。
リュウのことが好きなマヤは、「リュウ先輩に近づかないでよ、あんたユンソ兄さんのことが好きなんでしょ」と
ハナを脅しますが、肝心のリュウ先輩がハナに夢中な模様です。そして一同は火を囲みながら告白ゲーム?をします。
マヤは「東大に合格したら東京へ行く。彼氏もほしい」とリュウ先輩に向かって。
ミカ(ソニン)は「子供がほしい。結婚したい。わたしユンソさんが好きなの」。
そしてハナは「恋がしたいです」。その後二人きりになった時、リュウ先輩がハナに告白し、
一緒に東京に行こうと約束。泣いてるハナのおでこにチューしようとしますが、ハナはそれを一瞬拒み、
「今日だけ許してください」と言ってから駅へ向かって走ります。そして駅にはなぜか(Tシャツ一枚!)のユンソオッパが!
無言で抱き合う二人。「こうしてはいけないと思っていても、ユンソ兄さんしか見えなかった」という
ハナのモノローグがなかなかせつないです。「天国の階段」はこういう感じで主人公の心情が語られるということが
一度もなかったので、新鮮でもあります。


そして卒業式の日。いつの間にかけっこう周囲と打ち解けているユンソオッパ。
ミカの一生懸命なアピールもがそれほどイヤでもなさそうです。単に関心がないだけかもだけど。
でも無理矢理チューするのはいくらなんでも「日本のおなご=積極的」と解釈されすぎではないでしょうか?
リュウ先輩も花束持ってハナの元に駆けつけました。「できるだけ早く東京に行きたいです」と言うハナ。
(ユンソオッパへの想いを封印するつもりなんでしょう。)そして謝恩会までの間、一緒に過ごす義理の兄妹。
ラーメンで乾杯です(←このシーンは微笑ましくて好きでした)。ユンソオッパはハナに靴をプレゼントし、
ハナは園芸店でユンソオッパに小さな木をプレゼント。そして二人でハナの父のお墓近くに木を植えに行きました。
「消えてしまう雪じゃなくて、永遠に消えないわたしの樹になってほしい」とハナからオッパへの申し出が。
なるほど、それで天国の樹なんですね。(樹が永遠的なモチーフになるのは「秋の童話」と一緒ですね)
でも、わたしは東京へ行きますと言い放ち、オッパの元を離れるハナ。そんな。オッパかわいそう。


そして謝恩会。(温泉旅館の宴会場のようなところ…間違ってる)東大に合格したマヤですが、
相変わらずリュウ先輩がハナハナ言ってるのがおもしろくない。しかも、ハナ(とミカ)が
先輩のお父さんのホテル(東京)で働くと聞いて内心激怒。マヤはその場で旅館に帰って、
お風呂場でほうけているユンソに向かって「愛してるならハナを東京に行かせるな」と言います。
一度はハナの東京行きを受け入れたユンソでしたが、やっぱり気持ちが爆発してしまい、
謝恩会会場に(Tシャツ一枚で)ダッシュし、半ば拉致るようにハナを連れ出してしまいます。どうなることやら…。


しかし、なんかちょっと目を離しているすきに、旅行中の両親が交通事故にあった
という連絡が叔母の元に来て、しかもハナのママは身元判別不明なほど遺体が損傷しているとのこと…。
こんな大切なことがなぜすぐ娘のハナに伝えられないのでしょうか。謎すぎる。
なんにせよ次回から舞台は東京に移るようです。