THE 有頂天ホテル
映画の日で超混雑している新宿スカラ座*1で鑑賞しました。
最近ちょっと重い映画を見つづけているような気がしたので、
今日はこういう何も考えずに笑えるものが見たい気分だったのです。
ひとことで言うと、(きっとあちこちで言われていると思うのですが)映画というよりは
舞台を見ているような感覚でした。
23人もの登場人物がそれぞれきっちりと自分達の役割をこなしているうちに、、
慌しくかつ笑いを交えながら様々なエピソードたちが進んでいきます。
そして、それらが複雑にリンクしあって合流して、
最後には一つになるところは本当に見事で、やっぱり三谷幸喜!という感じはありました。
(昔、友達に勧められてのビデオで見た「笑の大学」とか「サンシャインボーイの罠」とかを
思い出しました。Shimizimily...)
まあなにしろキャスト*2が多すぎるし、上映時間自体も長いので、
途中で特定の役者さんの「芝居がかった」台詞まわしや表情にイライラしてきちゃったりもしましたが、
おおむね愉快に、時にはほんとにクスリと笑わせてもらったりもして
(シカのシーンはちょっとずるいと思いつつ笑ってしまった)、
1000円で見るにはちょうどいいわあという感じの映画だと思います。
でもほんとは豪華キャストにもホテルのセットにもすっごいお金がかかってそうでしたから、
それじゃ赤字ですね。すみません。お得に楽しませていただきました。