韓流シネマコレクション3
よくわからない特集でしたが、今日も二本見てきました。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2004/09/24
- メディア: DVD
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
(「危険な関係」というフランス小説・映画のアジア版リメイクらしいです。)
最後の方「あ、ちょっと好きかも」って感じなのですが、
そこに至るまでの大半を見ての感想は、ひとことで言うと「エロい」…。
今回シネマコレクションで上映される28作品の中でR-18指定なのは、
パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」とこの作品だけなのですが、
こちらは残酷なシーンほとんどなし、つまりエロだけで 18禁を勝ち取って?いるのです。すごいですね。
舞台は18世紀末の朝鮮。ヨン様、冒頭からいやらしい笑顔を浮かべて 裸婦像(春画!?)描いちゃってます。
いつもの微笑みの貴公子っぷりはどこへやら、どこからどう見ても立派な好色貴族。
もし「源氏物語」を映像化するなら、マザコンでロリコンで 不倫大好きのド変態、
光源氏役はヨン様しかいないわと思ったくらいでした。
チョン・ドヨン(←美しい)演じる清純な女性を騙すために、
「世の中には獣がいっぱいです」などとしゃあしゃあと語るシーンでは、
「獣はおめーだっ」と素で(「笑う大天使」的に)つっこんでいました。
でも、ドラマの時のようなむずがゆい感じはしないし、 むしろこっちの方がヨン様いい気がしました。うん。
全般的に衣装や美術はとても雰囲気があって好きでしたが、 頻繁に登場する小道具・手紙の中の
ハングルの美しいこと。 (←貴族のたしなみですね)。
ちなみに舞台が昔だからか、ちょっと今の韓国語とは違う言葉が使われているみたいでした。
というわけでいつも以上に聞き取りにくかったですけど、 あまり男女の言葉の使い分けがなかったような・・・。
そして本編には関係ないのですが、映画館内にはやはり おばさまの複数人グループが多く、
何組かは予告編が終わって 映画の冒頭部分が始まってもなおお喋りをしていて、 正直ちょっと驚きました。
大好きなヨン様の作品を スクリーンで見られるから嬉しいのはわかるけど・・・。
わたしのすぐ隣のグループもいつまでたってもお喋りをやめないので、
どうしよう注意しようかな、でも公共の場で他人に 静寂を要求するなんて
わたし意地悪すぎるかなとか考えていたら 他の人がピシャリと「静かにしてください」と言いました。
さすがに静かになったけど、おばさま方は決して謝らなかった。
こういうことで「韓流ブーム」がまた揶揄されるんでしょうか。それが残念でした。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
韓国で実際に起こった猟奇的連続女性殺人事件を題材にした サスペンスなのですが、
いやはや後味が悪かったです・・・。 実際の事件が未解決ということもあってか、
捜査の様子などは原始的でイライラする場面ばっかりで、
どんどん被害者が出ていくのが歯がゆくて仕方ありませんでした。
どこの国でも、女性は「女性である」というだけで狙われ、
殺されてしまうことがあるものだとまた思い知らされました。
それだけ作品に引き込まれ、感情移入できる、すごい映画だと言えるのだと思います。
田舎の野暮ったい刑事役のために10キロ近く太ったというソン・ガンホの演技も素晴らしかったし。
それとキム・サンギョン、どこかで見たことあるなあと思ったら
「気まぐれな唇」(昔たまたま見たホン・サンス監督作品)のあのふらふらした?人でした。
こっちの役はすごくストイックな刑事役で、同一人物とは思えないほど印象が違っててびっくり。
しかし画面は暗くて重いし、怖いシーンの連続だし、必然性のない暴力が何回も繰り返されるし…。
とにかく映画の後、現実世界に戻ってくるのがちょっと大変でした。