ASKA CONCERT TOUR 05>>06 "My Game Is ASKA"

dough2006-03-04


ネタにされることが多くて、最近あまり大きな声では言っていませんが、
わたしはチャゲアスがかなり好きです。
小6の時に彼らの曲を初めて聴いた時以来のファンです。
最近の曲は前みたいに繰り返し聴いたりはしてないけど (そもそも音楽を聴く時間が減った)、
それでもいまだに彼ら二人の名前を 呼び捨てにするのが忍びないくらい好きです。
キモい?そうですか…。


そういうわけで(?)、3月4日はASKAさんのソロコンサートのために武道館まで行ってきました。
わかりやすく言うと「SAY YES」などを歌っているのがCHAGE&ASKA、「はじまりはいつも雨」はASKAソロです。
CHAGEさんもMULTI MAXという別のバンドやソロ活動をしてますよ。)


正直、ここのところあまりソロ作品をちゃんと聴いたりしてないから、コンサート楽しめるかなあと
若干の不安もあったのですが、一曲目の「君が愛を語れ」が始まるとあら不思議。
もう10年近く聴いていないと思われるその曲の歌詞が、何も考えなくてもすらすらと
口をついてでてくるではないですか。脊髄反射でしょうか。10代の頃に身につけた技?は恐ろしいです。


久々に見た生ASKAさんは、今年で48歳になられたのですが、相変わらず若々しいとは思うものの、
いい感じに年齢を重ねているなあと感じるところもありました。
なんだか一見わりと地味めなことを歌っている普通っぽい歌がすごくよく響いたりして。
特に「君が家に帰ったときに」という曲は、主人公の男性が生活を供にしている奥さんか彼女が入院していて、
今日が退院の日だから僕は迎えに行くわけなんだけど、家の近くで君に似た猫を見かけたのでちょっと遊んでみた。
きっと君は退屈な顔をして僕が来るのを待っているんだろうなあ。君が家に帰ったら猫を会わせたい。
…みたいな曲なんですが、昔はあまりピンとこなかったこの曲に今日はなぜかぐっときました。
わたしが歳とったというのもあるんでしょうけど、幸せってこういうことだよねと感じて号泣。
実はわたし、4曲目くらいからほぼずっと泣いていました。こんなこと初めて。


もちろん、魂を振り絞るような熱唱も健在。
一時期より身体とのつきあいがお上手になったのか、発声も落ち着いていてハイトーンも伸びまくってました。
わたしが大好きだった「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」という曲も後半にやってくれて、
心の中に風が吹いた気がしました。(byハルカ)


そしてアンコール。1曲目は布施明の名曲:「君はバラより美しい」。すごくかわいかった。
ぜひASKAさんに昭和の名曲をカバーしまくってもらいたいです。
そして2曲目。今までに他の人に提供した楽曲の中で、「これは自分でも歌いたいな」と本人が思ったという曲。
そのイントロが流れた瞬間、またまた号泣ですよ。昔、黒田有紀という女性シンガーに提供した、
「Cry」という曲でした。高校生の頃のわたしはその黒田有紀さんも大好きで、
特に「Cry」が好きでたまらなかったんです。涙ながらに聴いていたら、28歳になったわたしに
またこの曲が近づいてきてくれたことで後から後から涙が止まりませんでした。
〆はフェイント的に「はじまりはいつも雨」。大満足のコンサートでした。


↓は「Cry」の歌詞の一部。自分と、そしてあの子のために。

椅子の背もたれを抱いた またがるように座った
あごを乗せながら泣いた


この日この時の気持ち 誰とも分け合わないで
どんなだったか覚えておこう


ひとつだけ頬を打った あいつはただ黙ってた
そして終わりだと思った


はたちやそこらの恋と 誰にも言われたくない
はじめてこんなに愛した


本当 本当に 痛かった
泣いて 泣いても 涸れなかった


本当 本当に 痛かった
死ぬほど泣いても 生きていた